キクKIKU16用ミゼットフィルムの製作50年前これは誰の見た風景?

2013年10月29日

キクKIKU16の撮影と現像

前回)からの続きです。

製作したフィルムをキクKIKU16に装填しました。
そしてフィルムノブを巻上げると、
裏蓋の覗き窓に手書き数字の”1”が現れてきました。
01番号現る
現れて当然なのですが、なぜか緊張する瞬間です。
そして撮影開始です。
ピント合わせも、絞りやシャッタースピードの調節も不要です。
(というより、その機能が無いカメラです)

10枚撮り終わって自家現像です。
次の写真のように輪っか状にクリップで止めて、現像タンクに入れました。
(この写真は見本で、本物はダークバックの中で手探りでやりました)
02輪っかにして
乳剤面を外側にして、乳剤面が他の部分に触れないようにします。
後はタンク現像の普通の手順を踏みます。

処理が済んだフィルムをトイレに吊るしているところです。
03乾燥
何かしら写っているようです。でも、厳密に見ると、
フィルムの両サイドに光線漏れ跡のカブリがあったり、
撮影したコマが重なっていたりしています。

フィルム乾燥が済んだらスキャニングです。
普段はEPSONのスキャナーでこのように取込むのですが、
04スキャナ
今回はKenko社の「スライドデジコピア」という製品を使ってみました。
これはフィルム挟みと接写レンズが一体となった製品で、
交換レンズのようにデジカメに装着します。こんな姿です。
04デジコピア
この製品、本来はスライドのコピーを作るためのものです。

デジカメのファインダーを覗くと、こんな風に見えます。
05ネガの取込み
このままシャッターを切ります。

こうして得た画像データをPhotoshopで編集します。
手順はこうです。

1.画像の諧調の反転(ネガ→ポジ)で普通に見えるようにします
2.画像の切り出しと傾き補正
3.レベル補正で濃淡を適正にします
4.ゴミや傷跡のスポット修正
5.必要に応じて、粒状感の低減などを施します

これらが全部パソコン上でできるなんて、
昔の印画紙への焼付に比べると、本当に簡単になりました。

撮影事例として2枚選びました。

・大正製薬の女性社員らしき方がお昼を食べに行くところ?
06大正製薬昼休み

・神田川脇の小径
07神田川風景

今回の試写結果を踏まえて、ミゼットフィルムの製作図を修正しました。
グレーの部分がフィルムが貼られるところです。
08フィルム寸法修正値
注意点は、
・コマ間隔を広めに3mmとした
・裏紙の幅を規格値の17.5mmより気持ちコンマ1〜2ミリ広げた
・フィルムに対する裏紙の余長を若干大きくした
などです。

これで万全!
キクKIKU16も、ミゼットフィルムとともに、ほぼ完全復活です。

続く

toughchan at 00:00│Comments(0)

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